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歯のコラム

歯周病が進行すると歯がぐらつく?歯を守るためにできることも

2026年8月8日

歯周病で歯がぐらつくイメージ

こんにちは。北九州市小倉区、北九州モノレール「平和通駅」より徒歩5分にある歯医者「柴田歯科医院」です。

歯を磨いているときや食事中に「歯が少し動く気がする」と感じ、不安になった経験はありませんか。

歯がぐらつく症状にはさまざまな原因がありますが、その代表的なものの一つが歯周病です。歯周病は初期には痛みが少なく、自覚症状に乏しいため、気付かないうちに進行することがあります。その結果、歯を支える骨や歯茎に大きな影響が及び、歯の動揺につながる場合があります。

この記事では、歯周病が歯のぐらつきを引き起こす理由をはじめ、考えられるほかの原因や治療法、自宅で取り組める予防方法について詳しく解説します。

歯周病とは

歯周病で腫れた歯茎

歯周病とは、歯と歯茎の境目に付着した歯垢(プラーク)の中に存在する細菌によって炎症が起こる病気です。初期には歯茎が赤く腫れたり、歯磨きの際に出血したりすることがありますが、強い痛みが現れることは少なく、自覚しにくいまま進行する場合があります。

炎症が歯茎だけにとどまっている状態を歯肉炎といい、この段階で適切な口腔ケアを行うことで改善が期待できます。

しかし、炎症が歯を支える歯槽骨や歯根膜まで広がると歯周炎となり、歯を支える組織が少しずつ失われていきます。その結果、歯茎が下がる、歯周ポケットが深くなる、歯がぐらつくといった症状が現れ、さらに進行すると歯を失う原因になることもあるのです。

歯周病は成人に多くみられる病気ですが、加齢だけが原因ではありません。毎日のブラッシングが十分に行えていないことや喫煙、糖尿病なども発症や進行に関係することが知られています。

歯周病は早期に発見し、適切な治療と継続したセルフケアを行うことで進行を抑えることが大切です。

歯周病が進行すると歯がぐらつく?

歯周病が進行すると歯がぐらつくのか考える女性

歯周病が進行すると、歯茎だけでなく歯を支えている歯槽骨や歯根膜にも炎症が広がります。炎症が続くことで歯槽骨が少しずつ吸収されると、歯を支える力が弱くなり、歯がぐらつくようになります。

初期の歯周病では、歯茎の腫れや出血が主な症状で、歯がぐらつくことはほとんどありません。

しかし、歯周病が進行して歯槽骨の吸収が進むと、食事や歯磨きの際に歯が動くように感じることがあるのです。

歯がぐらつく症状があっても、必ず抜歯が必要になるわけではありません。歯周病の進行度によっては、適切な治療によって炎症を抑え、歯の保存を目指せる場合があります。歯の動揺に気付いた際は放置せず、早めに歯科医院で診察を受けることが大切です。

歯がぐらつくときに考えられる歯周病以外の原因

歯の根にひびが入った様子

歯のぐらつきは歯周病によって起こるケースもありますが、それ以外の原因が関係している場合もあります。原因によって必要な対応は異なるため、歯がぐらつく理由を正しく見極めることが大切です。ここでは、歯周病以外で歯がぐらつく主な原因をご紹介します。

強い衝撃を受けた

転倒やスポーツ中の事故、交通事故などで歯に強い力が加わると、歯を支える組織が損傷し、歯がぐらつくことがあります。衝撃の程度によっては歯根や周囲の骨に損傷が生じることもあります。

見た目に異常がなくても内部で損傷が起きている場合があるため、歯をぶつけた際は早めに歯科医院で検査を受けることが大切です。

歯ぎしりや食いしばり

歯ぎしりや食いしばりを繰り返すと、歯や歯を支える組織に負担がかかります。その状態が続くと、歯がぐらついたり、噛んだときに違和感を覚えたりすることがあります。

また、歯周病によって歯を支える骨が減っている場合は、歯ぎしりや食いしばりの影響を受けやすくなり、歯のぐらつきが目立つことがあるのです。

朝起きたときにあごが疲れている、歯がすり減っているといった症状がある場合は、歯ぎしりや食いしばりをしている可能性があります。気になる症状がある場合は、歯科医院で相談しましょう。

歯根破折

歯根破折とは、歯の根にひびが入ったり、割れたりした状態です。特に、神経の治療を受けた歯は内部の水分が少なくなり、健康な歯よりも割れやすくなることがあります。また、転倒などによる強い衝撃や、歯ぎしり・食いしばりによる大きな力が原因となる場合もあります。

歯根にひびや割れが生じると、その部分から細菌が入り込み、歯茎の腫れや痛み、歯のぐらつきなどの症状が現れることがあるのです。

歯周病によって歯がぐらつくときの治療法

歯石を取り除く様子

歯がぐらついていても、すぐに抜歯が必要になるとは限りません。歯周病の進行度や歯を支える組織の状態に応じて治療を行うことで、歯の保存を目指せる場合があります。ここでは、歯周病によって歯がぐらつくときに行われる主な治療法をご紹介します。

歯周基本治療

歯周基本治療は、歯周病の進行を抑えるために最初に行う治療です。原因となる歯垢(プラーク)や歯石を取り除き、歯茎の炎症を改善することを目的としています。

歯科医院では、専用の器具を使って歯の表面や歯周ポケットに付着した歯石を除去するスケーリングを行います。さらに、歯周ポケットが深い場合には、歯茎の中に付着した歯石や細菌に汚染された部分を取り除き、歯根の表面を滑らかにするルートプレーニングを行うこともあります。

また、治療の効果を維持するためには、毎日のセルフケアも欠かせません。歯科医院では、一人ひとりのお口の状態に合わせたブラッシング方法や、歯間ブラシ・デンタルフロスの使い方なども指導します。

炎症が落ち着くことで歯茎の状態が改善し、歯のぐらつきが軽減する場合があります。

歯周外科治療

歯周基本治療を行っても歯茎の炎症や深い歯周ポケットが改善しない場合は、歯周外科治療を行うことがあります。

歯周外科治療では、歯茎を開いて歯周ポケットの奥に付着した歯石や細菌に感染した組織を取り除きます。歯ブラシや通常の治療では届きにくい部分をきれいにすることで、歯周病の進行を抑えることが目的です。

また、歯周病によって失われた歯を支える組織の回復が見込める場合には、歯周組織再生療法が行われることもあります。

どの治療を行うかは、歯周病の進行度や歯を支える骨の状態、全身の健康状態などを総合的に確認したうえで判断します。

歯周病を予防するために自宅でできること

時間を決めてバランスの良い食事を摂る様子

歯周病は毎日のセルフケアや生活習慣が深く関係する病気です。歯科医院での定期的な検診に加え、自宅でのケアを続けることで、歯周病の発症や進行の予防につながります。ここでは、自宅で取り組みやすい予防方法をご紹介します。

正しい方法でブラッシングを行う

歯周病を予防するためには、歯の表面や歯と歯茎の境目に付着した歯垢(プラーク)を毎日しっかり取り除くことが大切です。

歯ブラシは毛先を歯と歯茎の境目に軽く当て、小刻みに動かしながら丁寧に磨きましょう。また、歯と歯の間は歯ブラシだけでは歯垢を取り除きにくいため、デンタルフロスや歯間ブラシを併用すると、より汚れを落としやすくなります。

毎日歯を磨いていても、磨き癖によって歯垢が残ることがあります。歯科医院でブラッシング方法の指導を受け、自分の口に合った磨き方を身につけることも歯周病予防につながります。

食生活を見直す

栄養バランスのよい食事は、歯茎や口腔内の健康を維持するために大切です。主食・主菜・副菜を組み合わせた食事を心がけることで、健康な口腔内環境の維持につながります。

また、間食や甘い飲み物をだらだらと口にする習慣は、口腔内に歯垢(プラーク)がたまりやすい環境につながるため、時間を決めて飲食することも大切です。食事の際によく噛むことは唾液の分泌を促し、口の中を清潔に保つ助けになります。

禁煙する

喫煙は、歯周病の発症や進行に関係することが知られています。

たばこに含まれる成分は歯茎の血流に影響を与えるため、歯茎に炎症があっても出血しにくくなり、歯周病に気付きにくくなることがあります。また、喫煙は歯周病の治療後の回復にも影響を及ぼすことがわかっています。

そのため、治療の効果を維持するためにも禁煙は大切です。禁煙は歯周病の予防だけでなく、全身の健康維持にもつながります。

歯ぎしりや食いしばりの対策をする

歯ぎしりや食いしばりが続くと、歯や歯を支える組織に強い力がかかり、歯周病がある場合は歯の動揺が悪化することがあります。

歯科医院では、就寝中の歯や歯茎への負担を和らげるために、ナイトガード(マウスピース)を作製することがあります。

また、起きているときは、上下の歯は普段ほとんど接触していない状態が正常です。仕事や家事などに集中していると無意識に食いしばっていることもあるため、歯が触れていることに気付いたら力を抜くよう心がけましょう。

ストレスをためない

ストレスが続くと、歯ぎしりや食いしばりが起こりやすくなったり、疲れから毎日の歯磨きがおろそかになったりすることがあります。その結果、口腔内の環境が悪化し、歯周病のリスクが高まることがあるのです。

十分な睡眠をとることや適度に体を動かすこと、趣味などで気分転換をすることは、心身の健康維持に役立ちます。生活習慣を整えることも、歯周病を予防するための大切な取り組みの一つです。

まとめ

歯科医院で診察を受ける女性

歯周病が進行すると、歯を支える骨が少しずつ減少し、歯がぐらつくことがあります。

一方で、歯がぐらつく原因は歯周病だけではなく、強い衝撃や歯ぎしり・食いしばり、歯根破折などが関係している場合もあるため、症状だけで原因を判断することはできません。

歯周病が原因で歯がぐらついている場合でも、早い段階で治療を始めることで歯の保存を目指せることがあります。また、毎日のブラッシングや食生活の見直し、禁煙、歯ぎしり・食いしばりへの対策などを続けることは、歯周病の発症や進行の予防につながります。

歯の動揺や歯茎の出血、腫れなどの症状に気付いたときは、そのままにせず早めに歯科医院を受診しましょう。

歯周病の症状にお悩みの方は、北九州市小倉区、北九州モノレール「平和通駅」より徒歩5分にある歯医者「柴田歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、患者様が安心して治療を受けられるようアットホームな雰囲気を大切にしております。そして患者様と一生のお付き合いを目指して最大限の努力をしています。

当院のホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ご活用ください。

柴田 昌則

■この記事の監修者


柴田 昌則

経歴
  • 平成10年 福岡歯科大学卒
  • 父の病院(柴田歯科医院)で勤務
  • 平成18年 医療法人柴田歯科医院を開業

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